ニッポン的なモノを作る、あるいは、ニッポンを守り表現する…そんな人たちと、和らぎや店主、前田の対談企画です。第4回は神戸・新開地まちづくりNPOのタウンマネージャーとして、新開地の活性化・まちづくりに尽力されている古田さんにお話を伺いました。 ※ちなみに前田は、古田さんにはとてもお世話になっており、新開地音楽祭ではワークショップ「ミニ畳をつくろう」を、「アレ!新開地」という媒体では「畳一徹、前田さ〜ん」の連載を持たせていただいております。
飲食店であっても娯楽施設であっても、だれか目利きがいて、その人が選んでいるからお客さんがついているっていう街。これがかつての日本の歓楽街とか繁華街の姿だったと思うんです。新開地もやはりそうかなと。例えば、わざわざ東灘区からパルシネマ(※1)へ映画を観にくる。これは、パルシネマのオーナーがしっかりと映画をセレクトしているからで…
私たちが発行している「ザ・シンカイチ ツウ(※2)」っていう雑誌があるんですけど、そこで、黒いそば焼きが名物のお店(※3)を紹介してるんです。ただし、そば焼きの完成品がメインビジュアルじゃない。 このお店は日本そばを焼くんですが、日本そばはすごく水気を含んでいて、焼くのに技術がいる…当然、職人がいて…この道30年の職人さんです。あと、焦げるのでフライパンを何枚も用意しないといけない…フライパンが十何枚重なっているんです、実際に。これがメインビジュアル! 料理ではなくフライパン! これでこの店のよさがわかるかわからないか、っていうのは非常に面白いと思うんです。ホットペッパーを毎日見て、宴会場所を探している人にはわからないですよね。
はい。そんなこんなで、新開地のコンセプト「B面の神戸」ってのもあるんです。なんか、コンセプトの話が最後になっちゃいましたが…(笑)
02:
09:
10:
11:
12:
13:
14: