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ニッポンと話そう。鬼瓦作り(西宮在住 ONITETSUさん)

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畳の和らぎや ニッポンと話そう。「一家に一鬼」

ニッポン的なモノを作る、あるいは、ニッポンを守り表現する…そんな人たちと、和らぎや店主、前田の対談企画です。記念すべき第1回は、鬼好きがこうじて、鬼瓦作りにどっぷりはまっている西宮在住のONITETSUさんです。願うは「一家に一鬼」だそうで。

  鬼って 昔話なんかでは、最後にはやっつけられて かわいそうというか、ビミョーな存在で、 考え出すと興味がつきなかったんですけど・・・ そもそもどうして「鬼」なんですか?
国産畳の和らぎや 西宮在住ONITETSUさん
もともと「鬼」が好きだったんです。鬼に関する歴史っておもしろいし、形そのものもおもしろい。やっぱりオトコは妖怪とか鬼とか好きですよね。水木しげる好きだったり。作るようになったきっかけは、単純に鬼瓦がほしくなりまして。ベランダに置きたいと思って、探したんですよ。あちこち。 yahooオークションや骨董市で。値段は高いんですよ、けっこう。だったら自分で作っちゃおうって思って。1年くらい先生についてやったのかな。そのあとは、自己流でいろいろやってみたり。

  作っている時の楽しさ、作る時の想いなんかを教えてもらえますか?
すごく集中できて、夢中になれるから他のことは一切頭に浮かんでこない。これがいいんです。いくつ作ってもまったく飽きないんですよ。 鬼作りは仏像を作るほど決まりごとが多くないんです。それに、僕はプロではないので好きに作れる。自由気ままに指先だけで…。それから、やっぱり鬼みたいなものが現代にあっていいんじゃないかと思っています。人が見てないけれども、誰かが見てるっていう怖さが昔はあった。そういうのが今欠けてる気がしましてね。見えないものの怖さというのはあった方がいい。そんな意味があって作り続けてるんですけど。

  それで「一家に一鬼」ですか。
はい。「一家に一鬼運動」です。私としては…。けっこう皆さん欲しがってくださいますね。

国産畳の和らぎや 鬼制作中 国産畳の和らぎや 鬼制作中
  その鬼瓦が飾られているこの部屋に、今回、和らぎやの国産畳を入れさせていただいたのですが、居心地はどうですか?
少し前に、前田さんに自分の書斎をカーペットから国産の畳に入れ替えてもらい、ついでに壁も真っ白な漆喰にしてもらって。この部屋に自分の作った鬼たちを置いていますが、本当にしっくりきています。前田さんにいただいたミニ畳の上にお気に入りの鬼を置いてるんですけど、やっぱりよく合うんですよね。それから、以前に比べるとここでよく昼寝をするようになりましたね。この部屋はラッキーなことに、窓から空しか見えないんですよ。いい香りのする畳の上に寝転がって、青い空を何気なく見あげて、ね。とても居心地がいいんです。いま、世界で一番好きな場所かな。いや、大袈裟じゃなくホントに。

国産畳の和らぎや 国産畳の部屋 国産畳の和らぎや 国産畳の部屋
  私が扱う畳と鬼瓦…。この取り合わせは私にとってもすごくエキサイティングです。あ、そうそう…、私もミニ鬼瓦をいただきまして…、ありがとうございました。

いえいえ、どういたしまして。これで前田さんも「一家に一鬼運動」のメンバーですね…

国産畳の和らぎや 鬼 国産畳の和らぎや 鬼 国産畳の和らぎや お気に入りの鬼瓦の本

記念すべき対談第1回目のお相手「ONITETSU」さんのブログはこちら↓

02: 創作和料理「ちょぼいち」内河さん 「粋な」創作和料理店。
03: 100万人のキャンドルナイト in 東灘 実行委員代表ヒロさん  「ひと」と「ひと」がつながること。

04

新開地まちづくりNPOタウンマネージャー古田さん「1500円2本立てとそば焼き。」
06: 趣味で木のおもちゃを作る「スーパーおじいちゃん」山尾公一さん。「なぜだろうと思うこと。」
07: 和遊庵 さ栄き 佐伯正明さん「ケと、用の美。」
08: 【前編】北九州市立大学准教授森田洋先生「畳と、子どもの集中力」
【後編】北九州市立大学准教授森田洋先生「畳と カビ」

09

カフェ神戸 神戸阪急店店長 元川千鶴さん「ニッポンの嗅覚。」

10

お弁当はがまや 代表 大戸敏正さん「食のDNA。」

11:

蕎麦「玄」店主 島ア 宏之さん「粉となかよく。」

12:

倉敷いぐさ今吉商店 今吉正行さん「伝承のための革新。」

13:

浅井木工所 浅井 恵一さん「生命とつきあう。」

14:

陶芸教室「和さび」金森かずみさん「味の出どころ。」
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